●ベビーサインってなに?
ベビーサインとはまだお話できない赤ちゃんや、
まだ片言しか話せない赤ちゃんとコミュニケーションをとる育児法です。
アメリカ手話、日本手話、ジェスチャーを
赤ちゃん向けにアレンジしたサインを使ってお話します。
元々は1970年代からアメリカで研究されていたものです。
11ヶ月〜3歳までの長期研究で
話し言葉がより発達するという結果が出ています。
(アクレドロ博士とグッドウィン博士によるカリフォルニア大学での研究)
日本では2000年くらいから本格的に普及が始まりました。
20年近く経過し、かなり知られてきた
赤ちゃんとのコミュニケーション法です。
◆ベビーサインは日本ベビーサイン協会、
および米国Baby Signs Inc.の登録商標です。
ベビーサインは世界28カ国で広まっています。
日本ベビーサイン協会はなんと、世界で一番最初のパートナーです。
私たち、日本ベビーサイン協会は米国Baby Signs Inc.の創設者である、
リンダ・アクレドロ博士とスーザン・グッドウィン博士の25年以上に及ぶ
研究結果に裏打ちされたベビーサインをお伝えしている国内唯一の団体です。
●いつ始めたらいいの?
大体6、7ヶ月頃からスタートできます。
お座りが出来るようになったら始め時です。
そうすると、1歳前にはいくつかのサインを使って
小さい手でお話してくれます。
また1歳過ぎてからでも大丈夫。
まだまだ会話がスムーズに進む年齢ではありませんし、
逆に記憶力がアップして、教えたサインをすぐに使い始める
というメリットがあります。
近年はプレベビーサインという方法で、
6ヶ月より以前から赤ちゃんにベビーサインを見せるお教室も
開講されています。
おててであのねも近日プレベビーサインクラスを開催予定です。
●赤ちゃんとお母さんのイライラが減る
赤ちゃんにとっては「おなかがすいた」「ねむい」だけでなく
色々伝えたいことがあります。
それが通じなくて泣くというのが普通の風景です。
泣く前に「お母さん、ぼく(わたし)こうしたいの」と
小さい手で伝えてきてくれます。
●赤ちゃんの痛いところが分かる
見た目では分からない痛い部分を発見することもあります。
また、危ないから触らないでねということも、
サインで十分理解してくれます。
●親子の絆が深まる
お母さん何を話してるのかな?とこちらを注目してくれますし、
自分からも色々サインで話しかけてきます。
赤ちゃんの考えていることを垣間見ることができて
赤ちゃんとのやり取りも盛り上がります。
小さい頃からたくさん共感されることは、
その後の心の成長にとても良い影響を与えます。
●赤ちゃんの話し言葉の習得を助ける
ベビーサインは初歩的な言語です。
サインを覚えることで語彙が豊富になります。
そして、言葉で気持ちを伝えることをサインを通して学べます。